寒い冬の時期、朝起きてカーテンを開けると窓ガラスに発生している水滴。。。
こういったガラス面に水滴が発生する現象を「結露」といいます。
今回は結露による弊害と対策についてご紹介していきます!!
結露とは??
結露とは、暖かく湿った空気に含まれる「水蒸気」が、冷やされることで「水滴」に変わる現象のことです。
「結露」あるある。たとえばこんなところに!!
暖かい部屋の窓が結露でびしゃびしゃに。。。
冷たい飲み物を入れたコップに水滴がつく。。。
マスクや温かい飲み物でメガネが曇る。。。
お風呂の天井から水滴がぽたぽた落ちてくる。。。
これら全部!!結露!!
窓に結露が発生する原因とは??
お部屋の空気には、水分が水蒸気となって含まれています。暖かい空気と冷たい空気で、含むことができる水蒸気の量は異なり、暖かい空気の方がより多くの水蒸気を含むことができます。外気で冷たくなった窓付近で、暖かく湿った空気が急に冷やされると、空気中に含まれていた水蒸気が水滴に変わり、「結露」となって窓に付着します。窓が結露しやすいのは、お部屋の中でも特に冷たくなりやすい場所だからです。
1.お部屋のさまざまな場所で水蒸気が発生
2.冬の冷たい外気が窓を冷やす
3.湿った空気が冷やされて、窓に結露がびっしり発生
結露対策をしないままだと、何が起きる??
窓の結露対策を怠るとカビ・ダニの発生リスクもアップ
カビやダニは、湿度60%を超えた環境で活発に繁殖します。カビの胞子や、ダニのフンや死骸は、空気中に舞い上がるため空気が汚れる直接的な原因になります。
結露を抑える環境づくりは、ダニやカビの発生を抑えることにもつながるため、お部屋の湿気コントロールが重要です。
今すぐできる 結露対策
1. こまめに換気する
換気は、お部屋の湿気を最も手軽に減らすことができる方法のひとつです。冬はお部屋の乾燥が気になる季節ですが、湿度が高くなりすぎないように注意が必要。お部屋の湿度は、低すぎても高すぎても快適さを損ないます。
くらしの中の換気ポイント!!
調理中は換気扇を回し続ける
入浴中や、髪を乾かしている間も換気扇はONに
部屋干し中も換気で湿気を逃がす
「加湿」しっぱなしもNG
2. サーキュレーターで空気を循環させる
サーキュレーターの気流で室内の空気をかき混ぜることで、お部屋の中の温度ムラをなくすことができます。暖房器具の近くと窓際の温度差を減らし、結露の発生を抑えましょう。
さらに、もともと湿気の溜まりやすい窓の周辺の空気を循環させることも、結露の防止につながります。
3. 加湿器を窓の近くに置かない
窓の近くはお部屋のなかでもっとも空気が冷やされる場所。冷やされた空気の湿度を上げてしまうと、お部屋の暖かい場所の湿度を上げたときに比べて、より結露が発生しやすくなってしまいます。お部屋の空気の温度差を意識して、加湿器の配置を見直してみましょう。
4. 観葉植物や水槽は、空気がこもらない場所に
実は、お部屋に置いている観葉植物の呼吸や水槽からの蒸発でも水蒸気が発生し、室内の湿度を上げています。加湿器と同じように、窓の近くに置いていると、結露発生の原因になってしまいます。また、壁際などの空気がこもりやすい場所に置くと、湿気が溜まり、カビの発生の原因にも。観葉植物や水槽は、空気の入れ換わりやすい、換気扇やドアの近くに置きましょう。
5.室温を高くしすぎない
外気温と室温の差が大きいほど、結露は発生しやすくなります。室温を必要以上にあげすぎないようにしましょう。温度差をできるだけ小さくするための、暖房機器の設定温度は20℃程度が理想です。
電気代を抑えるためにも、設定温度をひかえめに、湿度や空気の流れで体感温度を上げる工夫をすることもおすすめです。
6.市販の結露対策・結露防止グッズを使用する
結露防止シート
窓にシートを貼ることで断熱性を高め、結露の発生を防ぎます。
結露吸水テープ
窓の下部に貼り付けると、結露を吸水し、窓枠や床に水が垂れるのを防ぎます。
結露防止スプレー
スプレーした部分に薄く張った膜が、水分を弾いたり、吸収したりすることで窓ガラスの結露を軽減します。
結論!!
結露対策をしたい場合は、「お部屋の湿度のコントロール」が重要となります!!
今回ご紹介した結露対策や除湿器などを用いて快適に冬を乗り切りましょう!!
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