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真壁・大壁について

今回は、和室の「壁」についてのお話!!

それでは、いってみよう!!

 

まず、室内の壁の納め方には、「真壁(しんかべ)」「大壁(おおかべ)」の2種類があります。

 

真壁(しんかべ)とは、古くから日本の建築に用いられてきた壁のつくりで、柱や梁などの建物の軸組が表面に見えてくる壁となります。

 

一方、大壁(おおかべ)とは、柱や梁がパネルなどで覆い隠されて表面に見えてこないフラットな壁のことを言います。

 

両者の大きな違いは、柱や梁(はり)が見えているか隠れているかという点です。

構造材が見える真壁は従来の和室に多く、構造自体が壁に隠れる大壁は洋室に多く用いられています。

 

真壁と大壁のメリット・デメリットを下記にまとめてみました。

メリット デメリット
真壁
  • 和風・和モダンにマッチしたインテリアに仕上がる
  • 高級感や重厚感を演出できる
  • 木の温かみを感じることができる
  • 柱や梁が呼吸(調湿)しやすい
  • 漆喰など、塗壁に向いている
  • 柱や梁に化粧材を使うため高価になる
  • 施工に職人の手間がかかる
  • 大壁より壁の厚みが薄くなるため断熱性と耐震性がやや劣る
大壁
  • 洋風~和風モダン、モダンなど様々なインテリアに合う
  • 見た目がスッキリし、壁装飾の自由度が高い
  • 真壁より断熱性・耐震性が高い
  • 施工の期間・コストを抑えやすい
  • 真壁よりも部屋が狭くなる(石膏ボードや耐力壁の厚み分)
  • 壁の面積が大きく塗壁に不向き

 

皆さんの思い描く和室は、どのようなものでしたか??

それぞれ仕様の違いを知って、たまには和室に注目してみるのも

いいのではないでしょうか!!

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