今回は、建築に活かされている心理学のお話!!
「右回り・左回りの法則」って聞いたことありませんか??
右回り・左回りというものは、人間の心理に大きく影響をあたえるようで、
有名な心理学の実験によると、人は無意識のうちに【左】を選ぶ習性があり
左回りは「安心感を与える」、右回りは「緊張感・違和感を与える」と言う結果が出たそうです。
実際に右回りの法則を利用しているのが、お化け屋敷やジェットコースターです。
普段、気にはしませんがジェットコースターは右回り、右旋回で造られていることが多く、
お化け屋敷も右回りで順路が設定されていることが多いです。
逆に、メリーゴーランドのように、子どもが楽しむアトラクションは、左回りに設計されていることが多いそうです。
それでは、ビルに設置されている非常階段はどうでしょう??
右回りに上がっていきます。
緊急用に使用される非常階段がなぜ、”混乱を招く”右回りなのでしょう?
しかし、良く考えてみて下さい!!
非常階段は有事の際に使うもので「避難のために降りる事」が主な目的です。
登る時に右回りということは・・・・降りる時は左回りですよね?
非常階段は登るために作られていない!という事なんですね!!
ちなみに住宅の階段は、一般的には2階建か3階建ですよね?
人は、2・3回では「繰り返しによる」恐怖や違和感を感じないのだとか・・・
それに日本の住宅で周り方向まで縛りがあったら間取りにならないです。。。
特に住宅であれば位置やスペースが限られてきますので、登り切りの位置で周り方向も決まるはずですから。。。
いかがでしたか??
心理学と建築について追加情報がありましたら、またブログにしますね!!
お問い合わせ受付時間 9:00〜18:00
定休日 水曜日