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セメント?コンクリート?モルタル? 違いを知っていますか??

私たちの身の周りの住宅やビル、道路といった構造物には、さまざまな材料が使われています。

今回は、「セメント」「コンクリート」「モルタル」「アスファルト」の意味や違いについて解説していきます。

 

すべては「セメント」から始まる??

建築材料として用いられるセメントにはいくつか種類があり、もっとも多く使われているのが「ポルトランドセメント」です。

ポルトランドセメントは、石灰石や粘土などを混ぜて焼いた「クリンカ」に石膏(せっこう)を加え、粉末状にしたもの。

乾燥後の色や硬さといった性質が、イギリスで産出される「ポルトランドストーン」に似ていることから名付けられました。

・参考:一般社団法人セメント協会「セメントとは

と、難しいことを言ってみましたが簡単に言うと。

「コンクリート」や「モルタル」との主原料になります!!

下図のように、「セメント」に砂などを加えて作られるのが、「コンクリート」や「モルタル」なのです。

「モルタル」とは?

セメント+水+砂=モルタル

モルタルは、セメントに水・砂を混ぜ合わせて作る建築材料。コンクリートと異なり、粗骨材となる砂利が含まれていません。

モルタルの特徴とは?

セメントと細骨材を混ぜて作られるモルタルには、次のような特徴があります。

●柔軟性があるため、建物の外壁やレンガ、ブロックの接着剤として使用される。
●装飾性が高いので仕上げ材にも適している。
●強度が不十分なので、建物の構造体には使用されない。

左官職人がコテを使って塗り付けるのがモルタルです。モルタルは粗骨材が含まれていないので、柔らかく加工がしやすい点が長所と言えるでしょう。

 

「コンクリート」とは?

セメント+水+砂+砂利=コンクリート

コンクリートは、セメントに水・砂・砂利を混ぜ合わせて作る建築材料です。

コンクリートの素材として使う砂・砂利のことを「骨材」と呼び、中でも粒子の大きな砂利を「粗骨材」、粒子の小さな砂を「細骨材」と呼びます。

そして、「粗骨材」が含まれるのはコンクリートのみです。

細骨材と粗骨材がセメントと結合することで、建築材料として十分な強度を生み出しているのです。

コンクリートの特徴とは?

セメントと骨材を混ぜて作られるコンクリートは、次のような特徴を有しています。

●強度が高いため、柱や梁、壁といった建物の構造体に使用される。
●圧縮力に強い一方、引っ張る力に対しては弱い。
●粘性が高いので、加工の自由度は低い。

コンクリートは強度が高いのが特徴ですが、引っ張る力には弱いという難点があります。

この弱点をカバーするため、コンクリートの中に鉄筋を入れた「鉄筋コンクリート」が広く採用されているのです。

 

「アスファルト」とは?

アスファルト」とは、「瀝青(れきせい)と呼ばれる物質の一種で、黒褐色ないし黒色の固体、あるいは半固体の可塑性物質」を意味する言葉です。

天然に産するもの(天然アスファルト)と石油の精製に伴って得られるもの(石油アスファルト)の2種類がありますが、日本では後者を主に「アスファルト」と呼びます。

主成分は複雑な炭化水素で、アスファルテンという固体成分が、マルテンという油状成分中に分散して出来上がっています。

「アスファルト」は、粘着力や防水性、電気絶縁性に優れており、道路舗装や建築材料、電気絶縁などの用途に用いられます。

このように「アスファルト」は、「セメント」や「コンクリート」などとは組成や作られ方が全く違います。

「セメント」は石灰石や粘土を主原料として作られるものですが、「アスファルト」は原油の蒸留に伴ってできる、炭化水素を主成分とした固体または半固体を指すようになっています。

 

少し難しいお話でしたが、興味を持っていただけたら嬉しいです!!

 

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