自宅にグリーンを取り入れたいけれど、「枯らしてしまうかも」という不安から一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
実は、インテリアプランツの多くは、少しの知識と愛情があれば、忙しい日常の中でも手軽に育てられるものがたくさんあります。
このコラムでは、**「癒やし」と「育てやすさ」**を兼ね備えた、初心者の方におすすめのインテリアプランツと、失敗しないための基本のコツをご紹介します。
1. 癒やし効果バツグン!おすすめの「強い」植物 3選
まずは、多少水やりを忘れても大丈夫な、生命力の強い人気プランツをご紹介します。
① サンスベリア(Sansevieria)
-
魅力: 剣のようなシャープな見た目がモダンな空間にぴったりです。夜間も酸素を放出し、有害物質の除去効果もあると言われています。
-
育てやすさ: 乾燥に非常に強いため、水やりの頻度が少なくて済みます。冬場はほとんど水を与えなくても大丈夫です。
-
置き場所: 明るい場所を好みますが、耐陰性もあるため、室内のどこでも育てやすいです。
② ポトス(Pothos)
-
魅力: 明るいグリーンや斑入りの葉が特徴で、つるを伸ばして成長するため、ハンギング(吊り下げ)にして飾るとおしゃれです。
-
育てやすさ: 多少日当たりが悪くても育つ、生命力ナンバーワンの植物です。「水が切れて葉がしんなりしてきたらあげる」という簡単なサインで管理できます。
-
置き場所: 明るい日陰が最適。キッチンやバスルームなど、やや湿度がある場所でも元気によく育ちます。
③ モンステラ(Monstera)
-
魅力: 独特な切り込みや穴の開いた大きな葉がトロピカルな雰囲気を作り出し、一枚あるだけで部屋の主役になります。
-
育てやすさ: 成長が早く、丈夫です。葉水(霧吹きで葉に水をかけること)を定期的に行うと、ホコリが取れて病害虫の予防にもなり、元気に育ちます。
-
置き場所: 半日陰を好みます。直射日光に当たると葉焼けを起こしやすいので、窓際から少し離した場所に置くのがおすすめです。
2. これだけは知っておきたい!育て方の基本の「き」
どんなに丈夫な植物でも、基本的な管理方法を間違えると枯れてしまいます。特に初心者が失敗しやすい2つのポイントを押さえましょう。
🌱 水やりは「土が乾いたらたっぷり」が基本
水やりの失敗で最も多いのが、**「水のあげすぎ」**による根腐れです。

-
土の表面が乾いたことを確認し、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えてください。
-
受け皿に溜まった水は、根腐れの原因になるためすぐに捨てましょう。
-
冬場や湿気の多い時期は、さらに水やりの頻度を減らします。
☀️ 置く場所と「光」の関係
植物は基本的に光合成をするため光を必要としますが、種類によって必要な光の量が違います。

-
直射日光(窓ガラス越し): 葉焼けを起こしやすい植物も多いです。レースのカーテン越しなど、光を和らげた場所を選びましょう。
-
明るい日陰: 窓から数メートル離れた、間接的な光が当たる場所を指します。多くの観葉植物が好む環境です。
3. グリーンのある暮らしがもたらす効果
インテリアプランツは、空間を美しく彩るだけでなく、私たちの心身にも良い影響を与えてくれます。

-
リラックス効果: 緑色は人の心を落ち着かせる効果があります。視界にグリーンが入ることで、ストレスが軽減されることが科学的にも証明されています。
-
空気の浄化: 植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。また、NASAの研究により、一部の植物は室内の有害物質を吸着する効果があるとされています。
-
適度な湿度の維持: 葉から水分を蒸発させることで、乾燥しがちな室内の湿度を自然に調整してくれます。
グリーンを育て始めることは、暮らしに新しい楽しみと癒やしをもたらしてくれます。まずは、お気に入りの一鉢を見つけて、今日から「グリーンのある暮らし」を始めてみませんか。
大井町 建築・リフォーム相談センター
お問い合わせ受付時間 9:00〜18:00
定休日 水曜日

