コンシェルジュ BLOG

カラー選定の参考に! ~色彩心理学について①~

「色」というものは、世の中にたくさん存在していますよね。多種多様で、私達の生活に彩りをもたらしてくれます。

デザインにおいて使う色を考える際に、どの色もいいような気がしてとても悩みますよね。

今回は、色の曖昧なイメージや心理的効果をわかりやすく説明していきます。
たくさんの色の中から、一般的に知られている色のイメージについて解説していきますので、あなたの好きな色のイメージがわかるはずですよ。

・色彩心理学における色の意味と効果

色は国際的に同じだが、文化によって心理的に受ける影響は多少異なります。また、生理や心理作用を共に把握する事が色を上手く使うコツとなります。

赤・レッド

赤・レッドには、熱さ、強さ、情熱、興奮などの意味があります。
インパクトのある色であり、前向きな印象をもたらすことが可能です。
赤色を取り入れることによって、元気ややる気が芽生えたり、気分を高揚させたりするなどの効果を期待できます。

橙・オレンジ

橙・オレンジの意味は、暖かさ、明るさ、元気、可愛さなどがあります。
明るく活発な印象や暖かい印象を与える色です。
明るい気持ちにしたり、親しみやすいイメージを与えたりするなどの効果があると考えられています。

黄・イエロー

黄・イエローの意味は、橙・オレンジに似た意味を持っていますが、より明るくエネルギーのある色です。
明るさや元気などの他には、幸せや輝きなどの意味があります。
注目を集める効果があるので、危険や注意、警告を伝えるときに使われることも多いです。

緑・グリーン

緑・グリーンは、安らぎや落ち着き、平和などの意味を持っています。
リラックス効果や疲労回復効果などがあると言われており、人の心を癒やしてくれるでしょう。
観葉植物を部屋に置いて、緑を取り入れる人が増えているのも色の効果が理由です。

青・ブルー

青・ブルーには、冷たい・涼しいといった印象があり、冷静、悲しみなどの意味があります。
ネガティブな意味もありますが、澄んだ様子から広大、誠実、自由などポジティブな印象も与える色です。
気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があります。

紫・パープル

紫・パープルには、大人っぽい、セクシー、不安、神秘的などの意味があります。
一言では表現できない色であり、不思議さも感じる様子からミステリアスなイメージを感じる場合が多いです。
疲労回復や興奮を落ち着ける効果の他、感性を刺激したり、個性を感じさせたりする効果を期待できます。

桃・ピンク

ピンクは、可愛さ、恋愛、甘いなど女性的な意味を多く持つ色です。
ファッションやインテリアなどに取り入れると、女性らしいイメージを与えられます。
他には、気持ちを晴れやかにしたり、恋愛を意識させたりするなどの効果もあるとされています。

水色

水色には、冷静、繊細、洗練、変化などの意味があります。
他にも、爽やか、清潔、自由など意味はさまざまです。
集中力を高めたり、心を落ち着けたり、解放感を得られたりするなど、効果も多岐にわたります。

黒・ブラック

黒・ブラックは、暗黒という言葉があるように、暗闇や孤独、恐怖などを連想させる色です。
一方で、引き締まった色合いは、シック、高級、重厚感などのイメージを与えることもあります。
効果もポジティブなものとネガティブなものがあり、気持ちを引き締める、不安感を与えるなど、捉え方によってさまざまです。

白・ホワイト

白・ホワイトは、他の色が混ざっていない無垢な印象があり、純粋、清潔、神聖などの意味があります。
何の色もないことから「無」と捉えることが可能です。
すっきりとしたイメージを与えたり、軽やかな印象を演出したりする効果があります。

灰色・グレー

黒と白を混ぜた色である灰色・グレーの意味は、どちらともとれない不安や曖昧、迷いなどです。
主張の少ない色でもあるので、気持ちを落ち着かせたり、シンプルで洗練されたイメージを与えたりするなどの効果があります。

茶色・ブラウン

茶色・ブラウンは、土や木などから連想する自然、温もり、落ち着きなどの意味があります。
彩度は低いものの、暗い印象はあまりなく、どこか温かみを感じる色です。
そんな茶色からは、緊張を和らげたり、温もりを感じさせたり、信頼感を与えたりする効果を得られます。

 

 

・日々色にどんな影響をうけているか

私たちは日々、色に心理的、生理的影響を与えられています。例えば、暖色と寒色の温度感。同じ温度でも赤、橙、黄などの暖色は、青や青緑などの寒色に比べて人は暖かさを感じます。色彩で人は暖かさまでも違った判断をしています。さらに温度感だけではなく色はさまざまなところで人に色彩以外に情報を与えています。

【進出色と後退色】

同じ平面にあっても色が違うだけで飛び出してみえたり、後ろにさがってみえたりする。赤、橙、黄などが進出色といわれ前に飛びでてみえる。反対に、青、青緑、青紫は後退色と呼ばれ後ろにさがってみえる。右の青の長方形の方が左のオレンジの長方形よりも奥に入って見える。

【膨張色と収縮色】

よく白の服を着ると黒の服よりも膨張して見え、太ってみえるといわれるがこれは錯覚によるもので、色の明度によって起こっている。小さく収縮してみえる色が収縮色(明度の低い色)で大きく膨張してみえる色を膨張色(明度が高い色)という。中の長方形は同じサイズなのに左の白の方が右の黒より大きく見える。

【膨張色と収縮色】

よく白の服を着ると黒の服よりも膨張して見え、太ってみえるといわれるがこれは錯覚によるもので、色の明度によって起こっている。小さく収縮してみえる色が収縮色(明度の低い色)で大きく膨張してみえる色を膨張色(明度が高い色)という。中の長方形は同じサイズなのに左の白の方が右の黒より大きく見える。

【興奮色と鎮静色】

赤みのある色で明度、彩度が高い色は興奮色といわれ、青みのある色で明度、彩度が低い色は鎮静色といわれる。赤みのある色は心拍数を上げる作用があり、青みのある色は気持ちを落ち着かせる作用がある。

【派手な色と地味は色】

彩度が高いと派手な印象を受け、低いと地味な印象を受ける。

【重い色と軽い色】

明度が低いと重い印象を受け、高いと軽い印象を受ける。

【重い色と軽い色】

明度が低いと重い印象を受け、高いと軽い印象を受ける。

【柔らかい色と硬い色】

また、強い色と弱い色と同じように明度が低いと硬く見え、高いと柔らかくみえる。

実際に、色を変えただけで人に生理的、心理的影響を与えた例があります。
学校の教室の壁の色をオレンジから青系に変え、じゅうたんの色もオレンジからグレーに変えたところ、子供達の行動に変化があらわれた。
調べてみると、血圧が120から100に下がり17%も色によって血圧が下がっていたことがわかったのです。血圧が下がったことによって、子供達はいつもより落ち着きがでて、話を良く聞くようになったということです。
またウェブサイトのバックグラウンドの色なども読み手にストレスを与える色だと、読み手がサイトをリビューする時間が減ります。
人は目から得た情報によって生理的、心理的におおきな影響をうけています。

今回はココまで!!次回もこうご期待!!笑

大井町 建築・リフォーム相談センター

03-5718-1311

お問い合わせ受付時間 9:00〜18:00
定休日 水曜日