コンシェルジュ BLOG

その床の「沈み」、実は家からのSOSかもしれません。

日々、住まいのご相談をいただく中で、私たちが一番「もっと早く呼んでいただければ……」と胸を痛める瞬間があります。

それは、**「床がベコベコする」「最近、歩くと沈む気がする」**というご相談で伺った現場で、深刻なシロアリ被害を見つけてしまったときです。

1. シロアリは「見えないところ」のプロ

シロアリは光や風を嫌います。だから、わざわざ目立つところには出てきません。
彼らが好むのは、湿った木材や、床下の暗くて暖かい場所。
柱の内側だけを器用に食べるので、外見は普通の柱に見えても、中身はスカスカ……ということがよくあります。

「羽アリを見ていないから大丈夫」と思われている方も多いのですが、姿を見せたときには、すでに床下で「大宴会」が開かれた後の、いわば満員御礼の状態であることがほとんどなのです。

2. リフォーム費用が「倍」になる悲劇

もし、シロアリの被害が進んでからリフォームをしようとすると、どうなるでしょうか。

  • 通常の床リフォーム: 新しいフローリングを貼る費用

  • 被害がある場合: 土台の交換 + 柱の補強 + 防蟻処理 + フローリング費用

本来なら数万円〜数十万円で済んだはずの工事が、構造躯体のやり直しによって、100万円を超える大工事に膨れ上がってしまうことも珍しくありません。
これこそが、私たちが「もったいない」と感じる最大の理由です。

3. 家の「防衛線」は5年で切れる?

多くの防蟻剤(シロアリ除けの薬)の有効期限は、一般的に5年と言われています。
新築から10年、15年と一度も点検していない家は、いわば「鍵をかけずに外出している」のと同じ無防備な状態かもしれません。

「うちはコンクリート造だから大丈夫」という過信も禁物です。
彼らはわずか数ミリのひび割れから侵入し、断熱材を通り道にして、木の部分を探し当てます。

【セルフチェック】うちの家は大丈夫?

まずはご自身で、以下の項目を確認してみてください。1つでも当てはまるものがあれば、早めの点検をおすすめします。

チェック項目 危険度のサイン
床の違和感 歩くとフカフカ、ベコベコする場所がある。
建具の不具合 ドアや襖(ふすま)の立て付けが急に悪くなった。
空洞音 壁や柱を叩くと「ポコポコ」と軽い音がする。
羽アリの目撃 4月〜6月頃に、室内や庭で羽アリを見た。
謎の粉や粒 壁際や隅に、砂粒のようなものや木屑が落ちている。
基礎の異変 コンクリートに茶色い泥の筋(蟻道)がついている。
年月の経過 新築、または前回の防蟻処理から5年以上経っている。
庭の環境 家の周りに、古い木材や段ボールを放置している。

大切なのは「怖がること」ではなく「知ること」

シロアリは怖い存在ですが、正しく点検し、予防していれば決して恐れることはありません。
「まだ大丈夫だろう」と放置せず、まずは現状を知ることから始めましょう。

当センターでは、中立な立場からお住まいの状態を診断し、必要な対策をご提案いたします。
無理な勧誘は一切ございませんので、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

大切な住まいを「食べられない」ために。まずは、家の健康診断から始めてみませんか?

大井町 建築・リフォーム相談センター

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