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壁が呼吸すれば、暮らしは変わる。~エコカラットの正体~

新築やリフォームを検討する際、必ずと言っていいほど名前が挙がるLIXILの**「エコカラット」
「おしゃれな壁材」というイメージが先行していますが、その実態は、日本の気候が生んだ知恵と先端技術が融合した
「呼吸する壁」**です。
今回は、その驚きの仕組みから、場所別の活用法までを徹底解説します。

1. エコカラットとは?その正体と「魔法の孔」

エコカラットのルーツは、日本古来の
**「土壁」**にあります。
土壁が持つ「湿気を吸い吐きする」という伝統的な機能を、LIXILが現代のテクノロジーで進化させたのが、多孔質セラミックス(微細な穴を持つ原料を焼き固めたもの)であるエコカラットです。

1ナノメートルのサイエンス

エコカラットの表面には、肉眼では見えない**1ナノメートル(100万分の1ミリ)**という極小の孔(あな)が無数に存在します。
この孔のサイズこそが、湿気やニオイの原因分子を吸着するのに「最も効率が良い」として計算し尽くされた設計。
その調湿能力は、珪藻土の約6倍、調湿壁紙の約100倍という圧倒的な数値を誇ります。

進化した「エコカラットプラス」

最新の「エコカラットプラス」は、二層構造により**「湿気(水蒸気)は通すが、水や汚れの分子(水滴)は通さない」**という進化を遂げました。
これにより、かつての弱点だった「汚れやすさ」を克服。
水拭きが可能になり、キッチンや洗面所などの水回りでも安心して使えるようになりました。

2. 暮らしを劇的に変える「3つの機能」

  1. ゼロエネルギー調湿 電気を使わず、室内の湿度を40%〜70%(カビ・ダニを抑え、人間が快適と感じる範囲)に自然にコントロール。冬の結露や夏のジメジメを軽減します。

  2. 分子レベルの脱臭 芳香剤でニオイを上書きするのではなく、ニオイの成分(アンモニアなど)そのものを壁が吸着。ペットや料理のニオイを元からリセットします。

  3. 有害物質の低減 シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどを吸着・低減。家族の健康を守る「空気清浄機のような壁」となります。

 

3. どこに貼るのがベスト?場所別の最適解

エコカラットは「その部屋で解決したい悩み」に合わせて選ぶのが正解です。

  • 【玄関】家の第一印象をリセット 靴のニオイを抑え、清潔感をキープ。鏡(姿見)と組み合わせることで、高級ホテルのようなおもてなし空間を演出できます。

 

  • 【リビング】空間の主役と快適さを両立 テレビ背面のアクセントに最適。最新のデジタルプリント技術による石目や木目の質感が、照明によって美しい陰影を描き出し、空間の質を格上げします。

 

  • 【寝室】質の高い「眠り」をデザイン 就寝中の湿気を調整し、澄んだ空気を維持。喉の乾燥や寝苦しさを抑え、健やかな目覚めをサポートします。

 

  • 【トイレ・洗面室】清潔感のメンテナンス 狭い空間ゆえに脱臭・調湿効果を最も実感しやすい場所。水拭きができるプラスシリーズなら、お手入れも簡単です。

 

4. 後悔しないための「黄金ルール」

  • 面積の目安は「床面積の4分の1」 効果をしっかり実感するには、部屋の床面積の約25%以上に貼るのが推奨されています。

  • 衝撃には要注意 セラミック素材のため、硬いものが強く当たると欠けることがあります。小さなお子様が遊ぶ場所の低い位置や、家具を頻繁に動かす場所への設置は、配置を工夫しましょう。

 

まとめ:住まいを「深呼吸できる場所」へ

エコカラットは、単なる内装材の域を超え、住む人の心と体の健康を支える「家の肺」のような存在です。
見た目の美しさはもちろん、目に見えない「空気の質」までデザインして、理想の住まいを完成させてみませんか?

大井町 建築・リフォーム相談センター

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