前回のブログでは、『産業廃棄物』についてお話ししました!!
今回は、『一般廃棄物』(家庭ごみ)について説明します!!
一般廃棄物とは?
一般廃棄物とは、上記で解説した産業廃棄物以外の廃棄物のことです。
さらに一般廃棄物は、事業活動によって生じる「事業系一般廃棄物」と、一般家庭の日常生活から生じる「家庭系一般廃棄物」、さらに爆発性や毒性を持った「特別管理一般廃棄物」の3種類に細分化されます。
一般廃棄物の種類と具体例は、以下の表のようになっています。東京都環境局が作成した例で、分類は自治体で異なります。
区分 | 種類 | 具体例 |
---|---|---|
家庭廃棄物 | 可燃ごみ | 生ゴミや木くず、衣類、ちり紙・雑誌等 |
不燃ごみ | 食器やガラス、陶磁器、フライパン等 | |
粗大ごみ | タンスや食器棚等、大型で通常の収集では対応できないもの | |
家電4品目 | 洗濯機、エアコン、テレビ、冷蔵庫 | |
パソコン | パソコンやその周辺機器 | |
自転車 | 自転車 | |
有害ごみ | 乾電池や蛍光灯、体温計など、有害物質が含まれるもの | |
事業系一般廃棄物 | 可燃ごみ | 生ごみや紙くず、木くずなど |
粗大ごみ | 食器棚や机など、大型で通常の収集では対応できないもの | |
し尿 | し尿 | くみ取りし尿やトイレットペーパー、綿類など |
浄化槽に係る汚泥 | 浄化槽に貯留した汚泥 |
一般廃棄物のポイントは、家庭から排出される家庭廃棄物と、事業活動で排出される事業系一般廃棄物があるということです。
特に事業系一般廃棄物に関しては、産業廃棄物のところでも触れた通り、排出される条件によって区別が異なるため、注意して扱うようにしなければなりません。
また一般廃棄物においても、毒性や爆発性などを有した特に危険なものは「特別管理一般廃棄物」と呼ばれ、以下の表のように区分されています。
種類 | 具体例 |
---|---|
PCB含有部品 | エアコン、テレビ、電子レンジの部品で、PCBが含まれるもの |
ばいじん | 焼却施設の集塵施設で集めたばいじん |
ばいじん処理物 | 上記のばいじんを溶融や焼成、セメント固化などの方法以外で処理したもの |
ばいじん、燃えがら | 焼却施設から生じたもので、ダイオキシン類の含有量が3ng/gを超えるもの |
ばいじん、燃えがら処理物 | 上記のばいじん、燃えがらを処理したもので、ダイオキシン類の含有量が3ng/gを超えるもの |
汚泥 | 焼却施設の排ガス洗浄装置から生じたもので、ダイオキシン類の含有量が3ng/gを超えるもの |
汚泥処理物 | 上記の汚泥を処理したもので、ダイオキシン類の含有量が3ng/gを超えるもの |
感染性一般廃棄物 | 医療機関などから排出された、病理廃棄物等で産業廃棄物以外のもの |
※PCBとは、Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた油状の化学物質のことです。
まとめ
産業廃棄物と一般廃棄物の違いは、大きく分けると事業活動に伴って排出されたゴミが産業廃棄物、家庭から排出されたゴミが一般廃棄物ですが、
厳密に言えば事業活動に伴って排出される事業系一般廃棄物や、看護や医療の現場から排出される医療系廃棄物など種類が多岐にわたります。
また、収集運搬・処分するゴミの種類が異なるということは、都道府県や市区町村から得る許可も異なります。産業廃棄物と一般廃棄物では許可の取得方法や条件、取得の可否についても異なります。
産業廃棄物や一般廃棄物の処理を速まると法律で罰せられることもあるため、
廃棄のルールを学び、正しく分別・処理を行いましょう。
大井町 建築・リフォーム相談センター
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